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あはき療養費等推進専門委員会担当より

今年度の総会におきまして鍼灸マッサージ療養費担当理事に選任されました、山崎です。
今、鍼灸マッサージ療養費に何が必要なのか、皆さん実感されておられるでしょう。
何かと障壁の多い支給基準、医師の同意書を添付した申請であってもクレームをつける保険者、
再同意の確認を同意医師に実施する保険者、委任払いを拒否する保険者、
交通事故保険に関しては医師の同意を要求する保険者、慰謝料の半額減額、そもそも
受診抑制、等、すぐにでも解決しなければならない問題が多くあります。
私は当面する課題への対応を第一に考え、解決する方向で具体的に活動していく所存です。
第一は受領委任払い制度の確立です。或いはそれに類する制度構築へ向けた活動です。
今社、団の中央団体は「一部負担金でかかれる制度の構築」を推し進めております。
これが実現すればそれに越した事はありません。
様子を見ながら取り組まなければ成らないと考えております。

第二は再同意の確認を医師に対して実施させない、通知の発出です。
施術者への確認で事足りる様、確認通知の発出を実施させます。

第三は「医師による適当な治療手段の無いもの」とする支給要件の根本的な考えを改めさせます。
この文言によって恣意的に保険者が支給条件を設定できる、実に迷惑極まりない文言を使用させない仕組みを作ります。
第四は交通事故保険に関する保険者による受診抑制の払拭、医師の同意強要への対応、
慰謝料差別減額への対応、これらの問題は国土交通省からの
保険会社に対する通知発出を実施させる事で解決を図りたいと考えております。

以上、当面する課題解決に向けた活動を行うためには組織としての力が必要です。
その力によって動かせる国会議員、顧問国会議員が必要です。
上田先生が当選されるまでの間、国、厚生労働省、国土交通省の役人とのパイプ役が必要です。
その議員を本気にさせるためには票が必要なのです
我々開業鍼灸マッサージ業者は存亡の危機にあります。
介護業者に患者を取られ、医療機関では無料治療が横行し、同業者は激増し続けております。
活路は介護事業にシフトする事ではありません。
医療保険の一端に鍼灸マッサージ師術を明確に位置づけさせる事だと考えております。
会員各先生方には今後とも何かとご協力賜りますようよろしくお願い申し上げます。

                             平成27年7月
                             協同組合保険鍼灸マッサージ師協会
                                    理事長 山﨑 正隆

 

掲載日/最終更新日 : 2015年8月7日(金)

 

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