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ご挨拶

日本保健鍼灸マッサージ柔整協同組合連合会(略称:日保連)理事長の上田孝之です。
私どもは、はり師、きゅう師、あん摩・マッサージ・指圧師、柔道整復師を支援する全国に所在する11の事業協同組合を構成員とする、我が国で唯一の「あはき柔整」の連合会です。
平成12年の連合会としての組織設立から約20年。この間、常にはり師、きゅう師、あん摩・マッサージ・指圧師、柔道整復師の業務を全面的にサポートして参りました。施術者の利便性に着目した事業展開が実施できる体制づくりに寄与するための活動を地味ではありますが確実に行ってきたところです。
現在では組合員数も全国に11組合、6,100名を超える陣容にまで発展しました。
療養費の取扱いに関しましては、社会保障審議会医療保険部会に置かれている療養費検討専門委員会の適正化対策議論の結果として、私ども施術者にとりましては、残念ながらきわめて厳しく使い勝手の悪い制度設計になってしまいました。療養費は私ども施術者にとって有難いものですが、もっとも大切なことは何より患者さんにとって有益な保険取扱いを目指すべきであるということです。
しかし、その私どもの思いとは裏腹に、療養費は特にこの数年で申請がしづらいものになってしまいました。施術報告書や往療内訳表にみられるようにたくさんの書面を作成して支給申請書に添付しなければならなくなりました。また、今までながらく「同意書の形骸化⇒撤廃」を掲げて闘ってきたにもかかわらず、口頭同意が廃止され、すべからく「医師の同意書」を義務付けられた結果、同意書撤廃運動は根絶やしにされてしまいました。そのうえ、長年の夢であった受領委任の取扱いの導入さえも、あくまで保険者の自由裁量に委ねられてしまったのです。その意味では、平成30年・令和元年は「療養費絶滅に向かうはじめの一歩」になるものと危惧しています。
しかし、愚痴を言っていても何も始まりません。療養費という保険枠が今後ともなお一層狭められるのであれば、連合会傘下の協同組合の叡智を結集してこの難局に立ち向かっていこうではありませんか。
財政制度等審議会などの財務省主管の審議会・委員会の議論から、今後の医療保険が進む方向性が指し示されています。悲しいかな、今後、保険制度は高コスト・ハイリスクを共助として保険給付の主体とし、一方、低コスト・ローリスクは自助としてポケットマネーで!ということで保険からの除外に移行していきます。低廉・安価な治療費であるあはき・柔整の保険は切り捨てられることがハッキリ読み取れます。労災や生活保護も健康保険に“右倣え”となります。だからといってこのまま流されてしまってもいいのでしょうか。
これからすぐに、我が国はどこの諸外国も経験したことのない超超高齢化社会になります。運動器の慢性疼痛を訴える患者が激増するのです。そのときに地域のチーム医療に参画して、運動器の慢性疼痛に対処できる施術者となっているかどうかが生き残り戦略でしょう。また、保険医療機関内で堂々と施術を行える環境づくりも必要となります。やるべきことが山積していますので、傘下各単協の協同組合の皆様のお力をいただきながら連合会としての仕事を果敢に企画して、世の中に打って出ることが今、求められていると私は感じております。
これからも日保連は、療養費の保険取扱いをはじめとする各種事業を積極的に展開するとともに、はり師、きゅう師、あん摩・マッサージ・指圧師、柔道整復師の施術者の皆様のために諸権利を擁護し、さらなる拡大を図って参ります。それがひいては必ず患者さんのためになることなのですから。
今後とも、日保連をどうぞよろしくお願い申し上げます。

令和元年7月吉日

                           日本保健鍼灸マッサージ柔整協同組合連合会
理事長 上 田 孝 之

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